鳩サブロー

フットノートの鳩サブローのレビュー・感想・評価

フットノート(2011年製作の映画)
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イスラエルの映画…
タルムード学というのが何なのかわからなくても楽しめます。
が、みたあと気になって調べました。まだまだ知らないことだらけ。

これは『母の身終い』父親編なのではないかと思いました。かなり捻じ曲がってしまって、緊張感漂う父親と息子の関係。
息子は晴れのスピーチで父親のことを尊敬しているアピールをする。側からみると普通のことかもしれない。息子はそれがわざとにならないようさりげなくやっているらしい。

研究といってもやり方やその哲学はいろいろある。世の中の流れに合わせるか、自分の意志を貫き通すか…
両方が必要なんだろうと思う。だけど難しいのかもしれない。父と息子の深い溝。

この溝を埋めればいいというものでもなく、研究に邁進して、いつか溝の深さなど関係なくなるのか…今世では難しそうだけど、ラストにかけて、そんな希望がみえた気がしました。