鳩サブロー

ボーはおそれているの鳩サブローのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
5.0
めくるめく悪夢の3時間。悲劇が喜劇に見え、喜劇が悲劇にも見え、ホアキン・フェニックスがいとおしく見える。
初っ端から、なかなかボーのやっていること、思っていることがうまく伝わらないもどかしさと、誤解をされてしまう悲しさ、それが身からでたサビというのなら、人間は細心の注意を払いまくりながら生きていかないといけないんじゃないかと思ってしまって、私も世間に対してのおそれがかなりある方なので、ボー寄りに観ていたので、楽しめました(?)
大きく4つの話で構成されていて、起承転結なのか、喜怒哀楽なのか、宗教的な何かなのかは分かりませんが、それぞれ短編にしても面白いくらいの重量で、かなりお腹いっぱいになる観劇満足度の高い映画でした。
「おそれ」って強い。