椋太

アデライン、100年目の恋の椋太のレビュー・感想・評価

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)
3.2
"明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。"はガンジーの言葉。人生は短い、とアデラインはウィリアムの決断を促したが、それはアデラインが老化に諦めを持っていたからこその言葉だ。大いに時間を犠牲にする覚悟があればこそ果たせる事があってそれは諦めである。アデラインのように長大な意識を持つことは有意義だろうな。
死を見つめること、時間を犠牲にする諦めーあるいは覚悟、2つの繋がりにやっと実感を持つようになってきた。年長者の言うことが僅に肚に落ち始める。そんな年齢。

と、恋愛視点を外した感想だが、恋愛視点では共感しにくい。他のものはどうでもいい、君を愛してる!的な言動は好まないし、ウィリアムが息子のために!と連呼する言葉も自分のためとしか聞こえない。恋愛ご都合主義だと思いがちで、そこを深く考えるだけの共感は持てなかった。経験不足だからかしらん。

追記
娘が母を誇りに想っていることが嬉しかった。
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