実在する主人公の映画を観る時に、エンターテイメントの映画の様なロマンスやサスペンスなどの盛り上がりを期待してはいけない。
NHKとかでやっている歴史モノの作品と同じ気持ちで観なくてはいけないんだと、気がついた。
ついつい、映画を観てると、ラストに期待する。それは間違いである。
その人物がどれだけドラマチックな人生を送ったかを描いている作品なのである。
その人物がどんな人だったかは映画ならではの演出の見せ場ではあり、そこは実際の出来事でなくてもいいが、
物語そのものは、ドキュメンタリー的に見なくてはならないんだと。
そういった意味では、とても面白い作品であった。
食事での脅しのシーンは秀逸です。
