けーはち

劇場版 進撃の巨人 前編 紅蓮の弓矢のけーはちのレビュー・感想・評価

3.8
大人気アニメーション作品『進撃の巨人』の劇場版総集編。中世ヨーロッパ風世界観+醜怪奇形の人食い巨人+オーバーテクノロジー(『メイズ・ランナー』とか、『パシフィック・リム』でもあった巨大防壁の防衛戦+高圧ガスによるワイヤー射出とロケット噴射による高速移動を実現する「立体機動装置」)による『スパイダーマン』風アクション+巨人に変身する主人公の『ウルトラマン』風アクション+巨人の謎の解明というミステリー&サスペンス+いたいけな少年少女がバタバタ死んでいくサバイバル感覚と、世界中でウケる要素満載で、アニメ“ならでは”のアクロバティックな(邦画実写映画のVFX予算では描けないと言うべきかもしれない)構図、魅せ方満載のSFファンタジーアクション快作。原作が新人漫画家ゆえかセリフ回しも若干練られてなくて、かえってそれがゆえに変な勢いとシュールさとポエティックな味わいがある。