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メビウスのYSKのレビュー・感想・評価

メビウス(2013年製作の映画)
2.7
父・母・子の3人家族、母は父の浮気を知りナイフをもってちんこを切り取ろうとするも失敗、なのでターゲットを子に変更し子のちんこを切り取ることに成功!
というところから始まる、全編セリフなしの不思議なお話

セリフがないから機微が伝わらないということはないように見えましたが、それはそこまでこの作品にのめりこめなかったからかもしれません
とりあえず、子のちんこが切り取られた直後に病院に連れていくのはいいとして、ちょっと応急処置をしてその日のうちに帰れるなんてことがあるのかが気になりました

ちんこが無いことが級友にばれいじめにあうのはわかります、そこに行きあわせたチンピラが結果として助けてくれたのはわかります、そのチンピラが浮気相手をレイプしはじめるのがよくわからないし、チンピラともども逮捕されるのはともかく、報せをうけて警察にやってきた父の話を聞いたのか、他の刑事やチンピラの目の前でズボンを脱がせてちんこがないことを確認するくだりもよくわからない、セカンドレイプなんていう生易しいもんじゃないでしょう

そしてちんこがない子にかける言葉がない父の行動が、性器を触らずに絶頂を味わうという、どうにも斜め上を行き過ぎたズンドコ感あるもの
石ころやナイフで自分を傷つけ絶頂に達する業の深い変態となったこの親子

何一つ感じ入るものはありませんでしたが、最後まで目を離せなかったということはそれなりに面白かったものと思います
あとジャケットにもなっていますが、ちんこ切り取り中の母の表情が最高でした
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