●海街diary（2015年日本。綾瀬はるか）
鎌倉の古い家に暮らす幸，佳乃，千佳の香田三姉妹。
父は不倫の末に15年前に家を出て行き，その後，母も再婚してしまい，今この家に住むのは３人だけ。
ある日，その父の訃報が３人のもとに届く。
父の不倫相手も既に他界しており，今は３人目の結婚相手と山形で暮らしていた。葬儀に参加した三姉妹は，そこで腹違いの妹すずと出会う……。
《レビュー》
原作は吉田秋生先生。
『イヴの眠り』の次に描かれたもので180度違う路線の作品だっただけに，当時は驚いたものだ。
──で，是枝裕和監督作品というと，リズムが合わないのがほとんど（もっともそんなに観たわけではないんだが）。
「これは！」と思ったのは『誰も知らない』と，この『海街diary』くらい。
原作が吉田先生だからなのか？ だから「合う」のか？
ある意味ステレオタイプな四姉妹ではあるんだが，決してキライにはなれない。
（もしかしたら）家族っていいものなのかも──と思わせる。
この四人の中の誰かに自分が投影できれば面白く感じると思う。
https://www.youtube.com/watch?v=klRrF-EMvk4
