映画のポイントは「是枝監督×サンドイッチ」です。
今週話題になったのは、フランスで開かれていたカンヌ国際映画祭で、是枝ヒロカズ監督の作品「万引き家族」が最高賞であるパルムドールを受賞したという話題。
日本の作品のパルムドール受賞は１９９７年今村昌平監督の「うなぎ」以来２１年ぶりの快挙でした。
万引き家族は６月８日公開。リリーフランキーさん、安藤サクラさんなどなど出演されています。今後私もチェックしたいところ。
そんな是枝監督の作品って皆さんご覧になったことはありますか？たくさんの名作を生み出しているのですが、例えば
カンヌ国際映画祭で史上最年少で最優秀主演男優賞を獲得したやぎらゆうやさん主演の作品「だれも知らない」であったり、福山雅治さん主演のそして父になる、最近だと三度目の殺人は日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しています。
が、今回特筆すべき是枝作品は、なんといっても今日の特集テーマである「サンドイッチ」に絡めた作品。そうです！ぴんと来た方も多いでしょう！！！
「海街ダイアリー」です。これも、また、日本アカデミー賞では最優秀作品賞・監督賞など受賞している、言わずとしれた名作。原作は吉田あきみさんによる漫画です。
海の見える町で暮らす３姉妹のところに、お母さんが違う妹がやってくる。３姉妹で生きていく。家族の物語。
綾瀬はるかさん、長沢まさみさん、かほさん、広瀬すずさん、と。主役級の女優が４姉妹を演じていること、そしてその人間関係の複雑さや、良さがみどころではあるんですが、
「食」というのも、この映画の最大の魅力であります。梅酒、おはぎ、そばに、カレー、そしてしらすトースト。（ここまで話してサンドイッチじゃないことにきがついたけど良しとして！）釜揚げしたシラスをバターをぬったトーストの上にのせて、のりをのせて食べるシーンがあります。これは、４女としてやってきた広瀬すずさんにとって、お父さんとの思い出の味でもあります。まぁぁぁこのシーンの美味しそうなこと！
シラスをとーすとに！！！！？と驚いたものですが、そのシーンだけが妙に思い出に残るくらいに、美味しそうに見える。
ちなみに、フィルマークス内でみられるコラム「フィルマガ」によると、この映画で料理を手掛けているのが「飯島なみさん」という方。
他にも、かもめ食堂（おにぎり有名だよね）や、南国料理人での料理シーンも担当しています。
是枝映画×サンドイッチ＝シラストースト。美味しそうに見えちゃうのは、リアルな目線で監督が作品をとっているからなのでしょう。
