広瀬すず演じる浅野すずが、異母姉妹たちや、鎌倉の人との出会いを通じて、自分の存在や過去を肯定していくお話。
ストーリーに抑揚は少ないけれど、終始穏やかな雰囲気で進行していくのがこの映画の味。雰囲気映画と揶揄する人もいるが、僕は好みでしかない。
すずが三姉妹に心を開いていく過程や、すずとの生活を通して家族のことを肯定していく三姉妹(特に長女)。この雪解け感が堪らなくよいです。
三姉妹のバランス感がよい。誰が欠けてもこの安定感は出ない。キャスティングがよい。自然な演技が素晴らしい。
広瀬すずも、役名が本名と同じなのもあってか、すごく自然な演技。透明感。
鎌倉の街は派手ではないけれど綺麗だし、古民家ってのはやっぱりいいよね。観てると懐かしい気持ちになる。
音楽がいいなあと思ってたら菅野よう子さんでした。流石です！
久しぶりにどストライクの映画でした。
