三姉妹と父親との腹違いとの娘との暮らしを描いている。これといって話に突発的なものは無く淡々と進んでいく(普通なら広瀬すずとの接触はあるはず)。姉妹で喧嘩したり、同僚との恋愛を描いたりと何気ないが、どこか身近に感じる。
鎌倉という舞台は良い味を出す。都会、田舎、海、山、電車、マンション、縁側、見せるものがその世界観に入らせてくれる。特に、海が作る広大な光景、波、音は作中の登場人物、視聴者に安らぎを与える。
人は死ぬ。その人と過ごせる時間は更新されない。けど、その人が生前に作った思い出・施しは今の者たちに受け継いでいく。そんな中で私たちは日を記(き)していく。
是枝演出で観れる作品になっているが内容的には物足りない作品。鎌倉には行きたくなる。