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虐殺器官のikarushのレビュー・感想・評価

虐殺器官(2015年製作の映画)
4.2
内容が少々難しい、がとても面白い。
まず作品内のテクノロジーだけど、体内に埋め込まれたマイクロチップやナノマシンなどは既に存在しているし、工学迷彩も実際に出来つつある。ドローンの無人殺戮兵器もすぐに生まれるだろう。先日ワイアードでスマートガン(指紋認証などで銃が撃てないようにするもの)についてアメリカの銃ロビー団体が協議したと伝えるニュースがあった。網膜の中に電子機器を埋め込むものについて、俺は知らないけど出来ない技術でもないだろう。
そういう意味でこの作品は現実に非常に近い近未来だって言える。
そして虐殺器官と言うテーマ。
ジョン・ポールの思想や文法と言う話は、メタルギアの声紋虫みたいな話にも似ててフィクションの域を出ないけど、思想と行動には理解できる。
そういうトータルな意味でこの作品はスゴイ!と感じた。
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