かっつん

虐殺器官のかっつんのレビュー・感想・評価

虐殺器官(2015年製作の映画)
3.3
さして遠くない近未来のお話。
伊藤計劃氏だとハーモニーや屍者の帝国があり今作が一番作品の中にはいって行けました。
作品のテクノロジーはSFですが適度に現実感があったのが良かったと思います。
私は原作を未読ですのでこういった世界観特有の知識だったり用語がでてくると混乱してしまうのですが、今作はきちんと説明されており未読の人にもわかりやすい作品だと思います。
これだけ情報化された社会と作品の世界を比べる部分が多々あり考えさせる部分がありますね。
幾らテクノロジーが発達して感情もコントロールしても根幹に在るのは
やはり人間であり、古臭い人間臭さなのだと感じました。