ふとん

チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密のふとんのレビュー・感想・評価

3.2
字幕 吹き替え 観賞済み
 
みるからに胡散臭いちょび髭の美術商チャーリーモルデカイ卿。彼はイギリス政府への多額の負債によりかなり追いつめられていた・・・!?

よく俳優さんが台本のセリフなどの余分な部分を省いたりするのは聞くが、この作品はとにかくセリフを詰め込んだ作品だとジョニーデップ本人がいっているほど、かなりモルデカイがしゃべっている(笑)展開のテンポがちょうどよいのだがそれ以上の(余分な)情報量がとにかく多くひたすら笑ってしまう。またモルデカイ卿の用心棒をしているジョックがまたキャラの濃いこと・・(モルデカイだけでかなりキャラ濃いと言うのに笑)ただモルデカイを守る屈強な男かと思いきや女好きの中の女好きとくるとは・・。ポールベタニ―の屈強な男の顔と女をみるときに顔との違いがまた面白い。むしろ胡散臭いモルデカイの方がまともに見えてくるマジックに注目。

ジョニーデップの吹き替えはもはや専属となった平田広明さん。用心棒ジョックはいかにも屈強そうな西凜太朗さん!モルデカイに振り回されながらも主人想いななんとも嫌いになれないジョックを面白く演じていて、ますます西さんに惚れてしまう・・。またキャラが濃い人達のなかで唯一まともそうなマートランド警部(ユアンマクレガ―!)は森川さんと安定の人たちが多い。今回とある女性の吹き替えをオアシスの大久保佳代子さんが担当しているのも注目。吹き替えの技量はあまりよいとは言えないが、なにより彼女のキャラクターとの相性がよくある意味で適任であった。
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