Sankawa7

アイアムアヒーローのSankawa7のレビュー・感想・評価

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)
3.5
以前WOWOWで視聴、改めてNetflixにで

ガンツの佐藤信介監督作品さすがだ❗

大泉洋、長澤まさみ、有村架純、片瀬那奈このメンツでまさか本格的なゾンビ映画が構成されるとは想像だにしなかった

原作ものだと思うが全く内容を知らず突入するとなかなか芽が出ないダメ男漫画家の英雄(大泉洋)のありふれた日常からコミカルに始まるが、奥さんの片瀬那奈がいきなりゾンビ化🧟‍♀️、この映画ではZQN(ゾキュン)、に変態したときの異常ともいえる造形、変態的な動きに度肝を抜かれる‼️
どこまでが本人かわからないが😅彼女にここまでやらせただけで、いきなり導入としてぶっ飛ぶものがある

途中ゾンビに噛まれ半分だけゾンビ化したものの人間としての意識を持ち続ける有村架純、まるで鬼滅の刃の禰豆子、を連れてひたすら逃げる英雄

生存者たちが集っているショッピングモールの屋上にたどり着くがそこは無法地帯だった❗

そこで看護師の藪さんこと長澤まさみと出会いバディーを組むような感じになる🤩

ゾンビより人間が怖い的な描写は時間の関係もありほとんど描かれていなかったがその分ゾンビの描写と造形にたっぷりと時間とお金を費やしてよかったと思う❗

特にアメリカや韓国と違いゾンビが死んだときの時間を永遠に生きる設定ではっきりと言葉をしゃべり続けたり、力士みたいな体型のゾンビに圧殺されそうになったり、一番の強敵となる大学のアスリートゾンビが脳の部分がなくなっている半頭なのに超人的な体力で異常な高飛びをするなど、海外ものでは見ることができないいかにも日本人らしいカルマ的な発想から作られたゾンビが面白い

短い言葉をずっとしゃべり続けるゾンビを見た時は本当にぞっとした。死んだときの状況に縛られるいかにも日本人的な発想、
そして頭を吹っ飛ばしても彼らが止まることがないのも面白かった

難点は長澤まさみと有村架純の扱いが良すぎて2人とも終始かなり小ぎれいなままで終わること。そこだけがアイドル映画要素が入ってしまったのが少し残念

しかしやればできるではないが日本人にはゾンビ映画を作れないと言うのは全くの間違いであり本気でやればここまで異質で面白いものが作れると証明してくれた、その点である意味すっきりした‼️

キャストに結構韓国人名の方が多く出ていたがやはりゾンビ役者さんを借りてきたんだろうなぁと勝手に推測、そういうところでどんどん韓国映画の進んだところを取り入れることも日本映画界にとっては大事なことだと思う
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