こばまさ

アイアムアヒーローのこばまさのレビュー・感想・評価

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)
3.6
なかなか手が付かず何年も放置していた作品の1つ。
ホラーに強い(厳しい)フォロイーさん達も認めるその内容!?
それは確認するしかないよ!
それでは、ヒステリック・グラマーのキャップを被っていってみよう。


-鈴木英雄35歳(大泉洋)
仕事は冴えない漫画家アシスタント、同棲している彼女(片瀬那奈)とは破局寸前。
そんな平凡な日々を送っていたある日、英雄は徹夜仕事を終えアパートに帰ると、彼女の様子が明らかにおかしい…。
その原因は、人間を凶暴化させる謎のウイルスであり、街に出ると既に感染は拡大していた。
その生命体は【ZQN-ゾキュン】と呼ばれ、街中に溢れ返り、日本は一瞬にしてパニックに陥る-

“ちゃんとしたゾンビ映画!”


噂通り…いや、それ以上のクオリティ!
原作漫画は一切知らなかったけど、大変満足しました。
ストーリー的には、色んなゾンビ映画だったりウォーキングデッドの何話かを切り取った様な展開だったけど、逆に王道なのが好感持てて良かったかも。


では、早いけどキャストに触れましょう。
誰が何と言おうとも、有村架純と長澤まさみの眼福コンビ!
いやいや、流石に有村架純の女子高生役は無理があるって…と思ったら、これ2015年の作品なので、彼女まだ20代前半だった!(全然アリ…
しかしこの、半分ZQNで半分人間って…鬼滅の刃の禰󠄀豆子と被る。

長澤まさみは、出てるって知らなかったから出てきた時にテンション上がったよ!
ワタシの知る限りでは、この2人が共演してるのを初めて観た気がする。


脇役陣も、生き残り集落をまとめる吉沢悠、対立する岡田義徳や、序盤の漫画家職場パートのマキタスポーツ、塚地武雅、片桐仁など、全員キャラが濃い。

そして何より、この作品の1番の強みは、ZQNの個性と見た目の完成度。
理由は謎だけど、ZQN達は生前の自分の特性を覚えているらしく、それが非常に良いアクセントになっている。
中でも、走り高跳び選手DQNは活躍し過ぎだろ!
あと、全然気付かなかったけどメイプル超合金2人とも出てたんだね…


クライマックス、英雄による射撃シーンは圧巻だし爽快だし感動的なんだけど、最後の終わり方ってあれで良いの?
続編ありきの終わり方?
もう9年経つけど、続編って可能性あるのかな…


よくよく調べてみると、この監督とこの脚本家ならそりゃ面白いわな。
こばまさ

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