このレビューはネタバレを含みます
冒頭部分、英雄がズルズルとカップ麺をすするシーン。彼女が見ているテレビの中のコメンテーターが話しているのはまるで自分のこと。
たまにごめんって謝ってくるんですよね〜〜
その話に耳を傾けつつ、英雄は「ごめん」その言葉こそ口からは出なかったものの、静〜かにカップ麺すする。
そのシーンだけで十分に英雄が申し訳なさそうにしているのがひしひしと伝わってきた。
展開が予想できてしまうストーリーだった。
グロいグロい!!とにかくグロい!
が、スリル(?)といいグロさといい、凄くリアルに表現されていた。
グチャグチャァア、音も凄くリアルに。聴いていて、観ていて、鳥肌が立つくらい。
ZQNは過去のなかに生きている
過去しか見ていない
過去の栄光にすがる
過去に囚われる
そんな思い。
私達普通の人間にも心のなかに何処かそんなところがあるんじゃないか、心の隅っこにZQNがいたりするんじゃないかと思った。
そんなZQNを倒していくこの作品。過去に囚われずに前向きに進んでいこうそんなメッセージがどこかに隠れていたのかな?とも思った。
猟銃をぶっぱなしZQNを倒しきった英雄。
まさに、英雄。
今後郵便受けは覗けないし、
今晩の夢に見そうです。