「…ヒーロー…」
面白かった!
いやぁ!面白かった。
GANTZの監督ということで、
皆が期待していない中、
実は「実写版GANTZ嫌いじゃない勢」としては期待に胸をときめかせていた。
いや、GANTZの電車のシーンとか、
普通によかったじゃん??
こういうの撮らせたら最高だと思うんだ!
漫画より断然綺麗に終わったし。
と、まぁ、GANTZの話はいいや。
本作、
展開の進め方も心地よいし、
役者もよい布陣で、
外国のゾンビものとは違った怖さがある。
滑稽な恐怖というべきか。
本作でのゾンビ=ZQNはZQNになった後、人間だった時の過去の記憶に捕らわれて、人間だった頃の言葉を無意味に口ずさみ続ける。
その言葉が「いらっしゃいませー」だったり、「もしもし」だったりするのだが、なんとも不気味である。
また動きも気味が悪い。
陸上選手のZQNなんて気持ち悪いったらない。
また人間にもやはり怖さはあり、
井浦なんかも相当にきてる。
吉沢悠はこういうの向いてる。
無機質で妙なねっとり感というか、
ぞわっとする。
しかし、そんな中でも大泉洋の面白さが生きている。
流石だなぁ。
でも、かっこいいんだよなぁ。
大泉洋って、大泉洋なのに、
いいんだよなぁ。
意外とRDJと同じタイプの役者なのか!?(笑)
有村架純は一生女子高生やっててほしいくらい女子高生姿がはまるなぁ。
そのくせ、半分混じってるから強い。かといって、しっかり意識があるわけではなく、そこがハラハラさせる。
ってか、寝てるし!みたいな(笑)
長澤まさみもよいなぁ。
荒っぽい長澤まさみはなんか本当に「踏んでください!」ってなるね!(満面の笑み)
あとは、岡田義徳か!
軽薄でどうしようもないけど、
後半なんかぐっとくるんだよなぁ。
シーンで言うと、
英雄がロッカーの中で何回もシミュレーションするシーンが好き。
なんか、オールユーニードイズキル思い出した。
一瞬大泉洋がトム・クルーズに………は見えなかったけど、よいシーンだった。
全体的に非常によいバランスの映画だったと思う。
ストーリー、
テンポ、
キャスト、
音楽、
演出、全てよい!!!!
とはいえ、
やはり大味なゾンビものではあるため、
ゾンビもの好きには物足りないのではなかろうか。
まぁ、自分はゲームのバイオハザードが好きではあるけれども、別に映像作品としてのゾンビものさして好きではないので、満足だったが。
ゾンビもの好きの皆さんはどうなんだろ?
もし今回でゾンビものが好きになった人は、
ウォーキングデッドとかもみるとよいのでは!?
あー、有村架純とイヤホン半分こしたいなぁ。