このレビューはネタバレを含みます
原作ファンです。
だからこそ言いたい事がたくさんあります。
まず大泉洋さん演じる鈴木英雄。似すぎ。似すぎです。ちゃんと標準語だしビジュアルもピッタリだと思います。
ただ、パンデミックが起きて非日常になってから一般常識を貫こうとするバカ真面目な描写がとても薄かった。
原作読んでても「そんな時になにしてんの!早く逃げなさいよ!」と何度思った事か。観てる側をイライラハラハラさせてほしかった。それが彼の良さでもあったのに。
テッコとの関係もなんですかあれ。尺の問題なんでしょうが浅すぎ。
全体的に詰め込みすぎて消化しきれてないですよね。ただただパニック映画撮りたいだけなら成功ですよ。その評価が高いし。
私はシリーズ物にして一巻のくだりだけで1時間使ってもよかったと思ってますよ。
んー。でもちょっとさすがにそれは眠くなっちゃいそうですけど。
それくらい突っ走っちゃってもよかったんじゃないですかね。
あとはロッカーのシーンが本当にもったいなく物足りなかった。あそこは繰り返し映すならもっとバリエーションを増やさないとダメでしょう。最初はワクワクしたのに最後は失笑しちゃいました。ホントにもったいない。
でもですよ。キャスティングは最高によかった。漫画の世界から出てきたんじゃないかってくらい似てましたね。コロリ先生は反則ですよwあんなの見て映画館で笑うの我慢しろって方が無理な話ですよ。
あと鳥肌立ったのは英雄が初めて射撃するシーンの「はーい。」これがヤバかった。もうそれまでの内容の良し悪し云々関係なくこのシーンの為だけに一見の価値ありって感じです!
最後の血みどろのシーンは眠たくなっちゃいました。
続編希望!