世界の中心はメキシコ
博物館の裏のツアールートで謎のガイドお姉さんに連れて行かれる厄介キッズたち。案内された空間にはメキシコの品々が所狭しと並ぶ、中でも堂々たる陳列の妙な本…展開されるのはかつてのメキシコの逸話。
死者の国である”思い出の国”と”忘れ人の国”の神、ムエルテさんとシバルバさんが、3人の少年少女マノロ、ホアキン、マリアを使って誰がマリアと結婚するか賭けを始める。これが若者三人組どころか生者の国、死者の国を巻き込む流れに…みたいな。
かのデル・トロ氏が製作に関わるピクサーめいた3Dアニメ。完全にリメンバーがミーしそうですが、こっちが先。まぁただし、中途半端な思想がめちゃノイズでユーモアも流石に古臭いのでかなりキツいです。
あの思想の感じで何だかんだ”結婚”を女のゴールに据えるのも天を仰ぎたくなる前時代さで、マリアちゃんのキャラ付けは何だったの?となりますね。
各種デク人形っぽいキャラデザインや、神のビジュアル、街の感じとかデザイン面は最高なのでここだけ観ると良いと思いました。もう少し死者の国メインで良いのでは?
個人的に気に入ったのは、「子供に聞かせる話じゃ無い!」です。