何より素晴らしいのは出てくる料理がどれもこれも美味そうなこと。
豪華なフレンチからジャンキーなホットドッグまで
観てると腹が減ってくるというのは
料理を取り扱う映画として完璧。
物語は腕は一流でも大人気なく父親としてもダメなシェフが
フードトラックを開店して息子ととも絆を取り戻していくという
王道中の王道。
しかも結構主人公にとっては序盤からかなり上手いこといきすぎて
どん底からの復活劇！みたいなカタルシスはない。
でも本作に関して言えばそれは全然マイナスでは無くて
ラテン・ミュージックの陽気なサウンドに乗せて
楽天的に美味い食べ物と楽しい音楽があれば幸せ！
といった多幸感に満ち溢れた映画になっててこれがすごく良い。
ジョン・ファヴロー監督が「アイアンマン」とか
「カウボーイ＆エイリアン」みたいな大規模予算映画を撮った後に
本当に桁違いで予算の少ない本作を監督・主演・脚本・製作を
やったところがまたいいじゃないの。
