Jumblesoul

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのJumblesoulのレビュー・感想・評価

4.0
実に楽しく面白い作品だった。
主人公がよくいるプライドが高いシェフじゃなく、興奮すると汚い言葉は連発するし、味覚が命なのにタバコをスパスパッてキャラがいい。
中盤からはマイアミからロスまでのロードムービー。調子良すぎる展開だけど、これはこれで良し。
フレンチみたいな気取ったものではない、キューバン・サンドやニューオリンズ料理といったソウルフードが題材というのも良かった。ニューオリンズ編では、昔食べた事があるガンボを思い出す。
そして単なるグルメ映画だけではなく、この作品で最高に楽しめたのがサルサ、キューバン・ジャズといったラテン音楽。
シェフの元妻の父親が現役のサルサ・バンドのメンバーという設定もいい。あのライブハウスのシーンは最高で、実際に行ってみたくなる。
というわけで、グルメ映画としても音楽映画としても楽しめる二度美味しい傑作である。
監督・主演のジョン・ファブローとは『アイアンマン』繋がりの友情出演的なスカーレット・ヨハンソン、ロバート・ダウニー・Jrの二人はいい味出していた。
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