「どうでもいいや」という態度を取っていても、「こんなんじゃない」「このままで居たくない」と思う自分。
家族や周囲の人間と距離をおく態度を取っていても、「殴りあったり」「抱き合ったり」することに憧れる自分。
「恋」をする自分。
一子がボクシングを通して見つけ出したのは、そういう自分自身だったのかも。
わたしなんてどうせ百円の価値、と言いながらも、悔しくて号泣するラストシーン。自分にも、狩野にも素直になれた瞬間だったのかなぁ。
安藤サクラの目の演技すごい。
試合前リングに向かう姿がとても美しい。
父親と再会して呑みながら 笑顔を見せるシーン好き。