中国でリメイク版が大ヒットしたというのでオリジナルを見てみました。
出てくる人たちみんな負け犬ばかりでした。でも負け犬でも、クズみたいな奴でも、生きていたら何らかのドラマがある。よくある映画みたいな感動的な恋愛とか、大袈裟なハッピーエンドとかがなくても、その人物の生き様に共感して、一瞬でも自分自身と重ね合わせられたら、自然と泣けてくる。
安藤サクラの演技が素晴らしかった。自宅に引きこもってた時のやさぐれた感じ、デートに誘われた時の少女のような仕草、そして全て吹っ切れたかのようにボクシングに打ち込むド真剣な顔、同じ人間とは思えないくらいの変わりようです。
何かを成し遂げることができなかったとしても、一生懸命生きてる姿は美しい。そう思って周りを見渡したら、改めて、みんな頑張ってるなって思えてきた。
