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百円の恋のimaのレビュー・感想・評価

百円の恋(2014年製作の映画)
3.6
日本に痛々しい女を描いた作品は数あれど、この映画の主人公はトップクラスに痛々しかった。

ボクシングを通じて変化していく女性の話だが、特段「成長」はしないところがいかにも邦画らしい。
結局、何かに出会ったからといって劇的に成長できる場合は少ない。
その点、このシナリオはリアリティがあって好きだった。


余談だが、、、
安藤サクラは、男からブスと言われる作品に出演し過ぎだ。
というか、邦画に登場する男性は、女性に対して「クズ男」然とした振る舞いを過剰に行うことで「俺クズだからゴメン(悪いとは思ってない)」と予防線を張ることが多い気がする。
自他共にクズを認めていようが、女性に対してブスというワードを使う人間をシナリオに登場させてほしくないと、常々思う。
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