劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンスのQRRmoristudioのネタバレレビュー・内容・結末

ムーミンを知らな過ぎたせいか、魅力的な世界観に圧倒され、それだけで大満足。
価値観バグり切ったムーミン一行がリゾート地で起こすドタバタ劇。
ときどき人間味を感じるデフォルメ具合が絶妙。

それ気にするんや、それは気にせんのや、がいちいちツボった。
水曜日のダウンタウンの滑り-1グランプリを観たあとに観たのも大きいかも。「拾いに行く姿勢」と滅茶苦茶相性良い。

ムーミン家族ってどんなキャラクターなの？
を知るにあたり、初見で臨む作品として良い気がする。
パパもママもムーミンもフローレンも、全員厭な性格を持っている。全員可愛い。でも実際居たら関わり合いたく無い。

アニメーションは超可愛いし綺麗。
トランジションがいちいち凝っているし、変なカットが多いのもウケる。
海賊が押し入ってきた時のFlashゲーム感なんなん。

ムーミン浅いからこの作品だけなのか知らないけれど、我々が生きる世界の常識としてある価値観の足元を掬うような言動にハラハラする。それはある種の爽快さを生んでいる。
ミムラさんの「とっても男らしいの」とか、キワドイ。