ちゃんしん

天空の蜂のちゃんしんのレビュー・感想・評価

天空の蜂(2015年製作の映画)
4.1
予算の少ない日本の映画にしては良い出来。

細かな設定や展開に?な部分は多々あるが、テーマがはっきりしていて引きずり込まれる。

「それは本当に安全なのか?」 常に問われている問題だ。
いろんな場面でその問題が問われる。 現代社会において絶対に安全だと言い切れるものなどないに等しい。
だからこそ安全に対する管理の重要性が増している。
これは永遠のテーマだろう…。

車、交通機関、インフラ、IT、医療、産業、行政…、どんな場面においても、その安全性は問われる。
そこでの一番重要なことはあらゆるリスク管理になるだろう。
利便性と危険性…、どんな場面でも比較され議論される。
しかし今の世の中は利便性と経済性が優先されているように感じてしまう。
リスクの最上位に何を置かなければいけないのか?が見失われているようで仕方ない。

もし、…が起こったら?

リスクを回避する手段やリスクが最小限に収まる管理がされているなら理解出来るが、制御不能に陥る危険性が想定されるのなら、その推進には疑問が残る。
利便性ばかりを追い求め未来を考慮しない、未来の危険性を回避しないのはあまりにも自分勝手だと言えるだろう。

本当に大事なことは何なのか?
よくよく考えなきゃいけない。
ちゃんしん

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