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バツイチは恋のはじまりのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

バツイチは恋のはじまり(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

初婚の呪いを解く為に偽装結婚を企む女性の話。

かなり強引な設定から始まるので、なかなか飲み込み辛い部分があるが、美女側が婚姻を求めて、普通の男に付き纏う展開は面白かったと思う。

映画の後半になると、今度は離婚する為に相手に嫌がらせをするのだけど、これがとにかく酷い。
特に悪い人間でもないのに、その人の大切にしてるものを壊したりして、そんなんで笑えないですよ。
そもそも人の好意を弄ぶのもクソだし、自分の事しか考えていない勝手さもクソだったな~。

これで2人が別れたままだったら、ただの胸糞映画になってしまうので、2人がくっつくのは想定内。
ただ、こういう展開になると、元々の婚約者が可哀想になってくるんですよね。
ところが、婚約者との別れの場面では、何故か主人公が被害者的なスタンスを取る始末。

この映画でずっと引っ掛かるのは、主人公が自分がした行為の加害性に向き合わない事、その責任を取ろうとしないところです。
そういう部分が美人…あるいは女性という事だけで、ないがしろにされてしまってる。
それ故に、主人公の自己中ぶりが目立って、成長が描かれていない様に感じました。
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