公開前のすったもんだが印象的な一作。同じキム家の暗殺モノとして、サウスパークのコンビによるチームアメリカを思い出した。今でもマッドデイモンが出てくる度に笑ってしまう。
当然これだけ騒がれると興味もハードルも上がっていたものの、出来栄えはお世辞にも良いとは言えない。北も米国もバカをみてしまった結果に。
全体的には、お馴染みセスローゲンの下ネタ色全開でむやみに押してゆくだけで、わざわざ北をネタにした旨味はほとんど無し。微塵のクレバーさも感じないが、ラジー賞行きの作品なので仕方なしか。
肝心のインタビューシーンが盛り上がらないのがとにかく致命的な欠点だと思う。ジェームズフランコのイヤミな笑みというカードを持っていながら、ここぞという時に使わずに流してしまうのガッカリした。
単純にヤク中のバカ騒ぎを観るなら、スプリングブレイカーズかウルフオブウォールストリートで十分。から騒ぎには注意しなくては・・・