このレビューはネタバレを含みます
凄く好きな空気感の作品だったけど、かなりファンタジーでした。
死者が戻って来てくれて一緒に旅できるなんてなんて幸せなファンタジー。
なんで死者である優介は皆と普通に接する事ができるのか?一度家に戻ったはずなのに何故みっちゃんはまた同じ色の服を着ているのか?本当はみっちゃんの方が死んでるんじゃないか?とか色々考えちゃったけど、全てファンタジーなのです。
優介が登壇した際の光の質量の授業はちんぷんかんぷんだったけど、宇宙の話の時は死に対してリアルに考えてしまって気が遠くなった。誰に対しても平等なのが死の訪れですもんね…。
そんな余韻でちょっと気は沈む。
でもまぁ爽やかな終わり方でもあると思う。
祈願書を燃やしておしまい。
伏線回収として後日ピアノ教室のママさんに何か言うんかな?と思ったけど、特に後日談は無かったです。
ほんのりオカルト臭のある作品ではありましたが、何より怖かったのは蒼井優の笑顔でした。