この映画めちゃくちゃ好きだな。何度も観たい。邦画というジャンルの深み、映像という媒体の美しさ、人と人が会話するという奇跡の素晴らしさ、物語を作るという情念の物凄さ。この一本からその全てを感じる。しみ…
>>続きを読む死んだことに気づかず新聞店を営み続ける老人、病気の妹への仕打ちを数十年悔やみ続けた女、死後長くとどまり続け"崩れている"男
生きている者も死んだ者も、最期は身体の自由がきかなくなり感覚を失っていく
…
不思議な雰囲気の映画だった。
ナチュラルにそういうものとして進んでいくので最初は違和感があるけど次第にそれも薄れていった。
観終わってあまり印象には残らなかったが、美しくもどこか恐ろしさも感じた壁面…
光は質量ゼロであり、同時に波でもある
つまりクローズアップしてみればゼロの中にも幅が存在するということ、、
そんな宇宙の話が、瑞稀の旅路とリンクする
2人が旅した道のりは、人が生き、死んでいく、…
・蒼井優が怖かった
・おじさんがあの世へ行った朝の新聞屋の風景が怖かった
・ゴマの白玉団子で浅野忠信を召喚できるのが面白い
・靴を脱げだの脱がせろだのというやり取りは、此岸へ行くときには靴を脱ぐとい…
死んだ夫が3年経って現れ夫がお世話になった人々を二人で巡る旅。出会う人たちは自分が死んだことに気が付いていない人、家族の死に向き合えない人…。
夫が転々としていた理由も奥さんに何も話していないのも…
幽霊が実在する謎設定にいまいち入り込めずに終わった。それでも心を少し動かしてくれる深津絵里さんの演技が好き。
亡くなった夫(浅野忠信)のお世話になった人たちに会って瑞稀(深津絵里)が心を浄化していく…
失踪していた夫が帰って来るが、彼はもう死んでいる。その夫が過ごした場所を夫婦で巡っていく。
ファンタジーのような、少しホラーみもあるような、そしてラブストーリーでもあるような、、不思議な作品でし…
自分はこの世に未練を残さず死んでいくことが出来るのだろうか…失った人がもし自分の元に戻ってきたとしたら、残されたものとしての未練は果たせるのだろうか…
夫優介のセリフ「無であることは決して無意味では…
(C)「岸辺の旅」製作委員会