カンヌにある視点部門というものがあるのを知らなかった。
ある視点を捉えた世界観はアングル、ライティング、芝居と様々な工夫が織り成されていたのが面白かった。
しかし、個人的にはその工夫がやけに表立った演出に思え純粋にあの世の者や霊魂として見ることができなかった。
自分は霊感や接触体験は無いが、やらせ感を少しでも観客に与えた時点でこのような題材は一気に気持ちが冷めてしまうと感じた。
役者の力でなんとか見ることができた様な気がする。
好きや嫌いの領域では無く、
生理や心理による問題と言えば良いのか。
或いは自分の感性がひねくれているのか。
しかし、これだけは思った。
自分の人生に関わる人たちをもっと大切にしよう。と