最近個人的に関心を寄せているフィルムカメラっぽさ・自然なノイズ・柔らかい輪郭(甘いフォーカス)・不自然一歩手前の観客を引き込むようなキツめのカラーグレーディングなどがてんこ盛りで楽しめた。
この映画はCGによる合成や視覚効果処理がかなり多いはずだけど、最終的にはアナログフィルムっぽいLOOKで仕上げられているところが眼福。
撮影は製作現場を想像すると気が遠くなる。狭いし。
終始露出の変化が激しくて白飛び黒潰れが起きやすいロケーションだと思うけど、撮影や現像もさすが。
演技もいい。
そして編集。激しいけどリズミカルで、見てて飽きない感じ。ちょっと疲れたけど。
編集時間かかっただろうな〜。
ストーリーは…、アメリカってかんじ。うん、アメリカ、ニューヨーク。バードマンってなんなんだ。ラストどうなったの。いくつかよくわかんなかったけど、まぁでもここから深く考えようとも思わない。
まぁ、テクニカルなところが良くも悪くも強く見えてくる映画だと思う。
楽屋の鏡にカメラマンが映らないとか、色々大変だったろうな〜、楽しかった。またいつか見る。
見る前は勝手にシリアスなものを想像してたけど、コメディタッチで描かれてて気楽にも見れる。おすすめ。