のり

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)ののりのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

台北から日本に帰る機内で見ました。フライトが3時間くらいなので、着陸までに見終わるので必死!(笑) いいところで農林水産省からのお知らせ入るし(笑)
難しそうだなあと思って、吹き替えで見ました。ほんとは英語+日本語字幕or英語字幕がよかったんだけど、字幕は中国語しかなくて… 機内映画の吹き替えは低予算(?)というのは後から調べて知ったんだけど、あまりにも納得いかない吹き替えで「!?」ってなった。決して声優さんヘタとかではないと思うんだけど、お互い食い気味に会話するところになると、一気に耳が混乱するし(1人複数役なのかな?)、細かいニュアンスが全然伝わってこない!!!ので、ふざけてるのか、マジメなのかも分からない。というわけで、会話の面白さはあまり分かってないという前提で書きます。いつか字幕でリベンジしたい。
長回し風の撮り方が面白いね!全く知らないで見始めたので、「えっこれいつまで続けるつもりなんだろう…?」って勝手にドキドキしながら見てた。面白い。でもしつこすぎて文明のなせる業だなあとちょっとイジワルに見てる自分もいたかな(笑)
あと舞台好きとしては、BWの劇場の中(この作品で使われたのはSt. James Theatreかな?)を所狭しとぐるぐる回るのが楽しい。袖にみんなのボトルが入れられるラックが掛かってるところとか、細かいところが気になっちゃった。POTO, Rock of the Ages, Matildaなんかがよく見えるので、私もここ通ったよー!と思わず言いたくなる(たしかホームレスのおじさんに卑猥な言葉耳打ちされた通りや/(^o^)\笑)
音楽も結構面白かったな。でもやっぱりなかなか頭使うね…!はじめはどういうプロットなのか全然つかめなくて、私が頭弱いのか、単に吹き替えが悪すぎるせいなのか分からなかった(笑)(たぶん両方) やっぱりアカデミー賞の作品賞獲った映画って、単純に楽しめるというよりも、気難しめのが多いよね。「この映画面白いと思える俺かっこいいだらう?」的な雰囲気を若干感じるのは気のせいでしょうか。
エマ・ストーンがよかった!目の下に真っ黒い隈があってもなお美人。もっと年上のイメージ持ってたけど、病んでるティーン似合ってたなあ。あとはマークのEdward Nortonもかなり印象深いよね… なんか、アラン・カミングと混ざるのはMark Strongだけだと思ってたけど、今回Edward Nortonも仲間入りしました(^o^)← 薄暗いシーンが多かったからかな…黒髪にしたら似てる気がするんだけど…雰囲気ね!!(笑) …いや今画像検索したら全然似てないわ(笑) どちらかというとレイフ・ファインズとかに似てる…かな??もうとりあえずこの「~に似てる病」治したい(笑)
結末がなあ…なんとも… ちょっと調べちゃったんだけど(こういうのすぐ調べちゃうの、逆につまんないなあとは思いつつ)、たしかにあの最後の病院のシーンからは非現実であると考えるのが一番辻褄があってる気がするなあ… あんなにガッツリ撃ち抜いておいて生きてるわけないもんなあ…傷跡も全然残ってるように見えなかったし。それまでほんとに途切れることなくずっと流れるように続いてたシーンがぷつんって切れるのもここだけ、っていうのも納得がいくし。ただ発砲した後に観客が拍手してたのが疑問だなあ…みんな演技だと思って拍手したけど…ってことかなあ…一人足早に抜けてった女性がいるけど、あれは批評家(Dickinson)なのかな…結局どういう批評が載ったんだろう。頭の中「???」だし、答えは見つからないだろうけど、こういう後味、嫌いではないです。
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