自分が忘れ去られる存在である、役者生命が終わる危機感。その不安や焦燥が文字通り積もり積もる。
俳優が役に入り込むために、減量や増量をしたり、ホテルに引き篭ったり、軍事訓練をしたりするように、リーガンは舞台で自身が演じる愛されない男と同じ境遇に"無自覚のうち"に迫ってしまう。(メソッド演技法)
その様子を"ノーカット編集"で魅せることで、最後に爆発する緊張感の高まりったらもう。
ラストの解釈は難しくて、2回観ましたがまだ理解しきれてるとは思えません笑
この難解さに食いつくかどうかで評価も分かれるのかな、と思いました。
また何年かしてからもう一度観てみたい作品。
エドワードノートンと、頭を撃ち抜いて生きてるあたりも、ファイトクラブを連想しました。