なんで山岳小説って映像化すると小説の面白さが半減してしまうんだろう。悪くはないけれど全体的に無難という感じ。山の影像は綺麗でこの辺は小説では描ききれない所で映像化の良いところでしょうか?
登山家としては天才でも人間としては最低の男、そんな男に惹かれる男も山岳記者としては有能でも人間としては最低な男…そんな関係は結構面白かったです。そして男の生き様に触れ人として成長していく…鉄板ではあるけれどこの辺は好きな展開。
W主演の２人は迫真の演技で気迫に満ちていました。尾野真千子さんはこういう哀しみに満ちた役より、やっぱり明るい役で本領発揮するなぁと思いました。
