ゆかり

アルジャーノンに花束をのゆかりのレビュー・感想・評価

アルジャーノンに花束を(2006年製作の映画)
4.8
SFなのにSFに感じなかった
発達障害と言う言葉が一般化され理解が深まるようになった現代、リアルに起こっても不思議ではないからだと思う

名演だったのは言わずもがな
自分の殻を壊す役を演っていきたいと語っていたそうね
今作はベストマッチだったでしょう

起こっている話は残酷なのにフランス映画特有の優雅な美しさを感じる映画だった

小説の良さには敵わないという意見が多かったので、まず映画の良さを味わうべく小説は未読
読んでからまた感想書きたい

現状賛否両論あるラストの在り方に関して
良いとも悪いとも言えないが、あの形が一番心抉られて考えさせられるから成功だろうと思う

どこまで彼女のこもを理解しているのだろうか
彼女も彼の今の状態をどこまで分かっていたのだろうか
あの後彼は切りをつけて家に帰る事が出来たのだろうか
想像が膨らむラストだった
ゆかり

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