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ジャングル・ブックのこのレビュー・感想・評価

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)
4.0
シネマ神戸の『ドラゴン×マッハ!』との二本立て上映にて。全然期待してなかったのでハードルが低い(というかない)分けっこう楽しめたと思う。

でも、これ根本の話になるとは思うんだけど「なぜ動物たちが人間の言葉を喋れるのか。」というのはよく分からなかった。映画の中だから動物たちが人間の言葉を喋ることがあってもそれはいいんだけど、この映画って(恐らく)まだ言葉も喋れない幼子がジャングルの中1人取り残されてて、それを動物たちが育てたんだから、誰が動物に、モーグリに言葉を教えたの?ってなった。動物の言葉を使ってモーグリが喋ってる方が説得力はあると思う。まあ、でもそうなると観客には何言ってるかさっぱり分からんうなり声が延々流れて字幕で何言ってるか分かる、ってことになってメジャー映画としては無茶かもしれないけど(笑)あと、モーグリが木の枝や葉を利用して色々道具を自分で作り上げてサバイブしていくんだけど、あれも動物たちは教えられないはずでは?と思った。モーグリにそもそも備わっていたサバイバルの本能なのか、人間生きるか死ぬかの状況になったら教わらなくてもああいうことが出来るのだろうか…。

いきなり文句を2つ言ったのだけど、全体的にはすごい満足してます。猿の王様ルーイのキングコング感が半端じゃねえ。他のキャラもみんな良かったな。人間の世界に戻ることが本当の幸せなんじゃないか!?とか色々悩まないのが良かったよね。あのトラも完全な悪キャラではないと思うんだけど(ていうかあいつの言ってること合ってくね?って思った)、まあそこもあえて突っ込んでないのもシンプルに観れて良かった。いや、でもラストは異常に燃えてるね、と思ったけど。

エンドロールの飛び出す絵本な映像が楽しい。
こ