黒豹のバギーラと狼たちに育てられた人間の子モーグリは、狼の群れの中で幸せに暮らしていたが、人間に恨みを持つ虎のシアカーンに命を狙われる。仲間に危険が及ぶのを恐れたモーグリは群れを後にする。1人ジャングルをさまようモーグリを助けたのは熊のバルーだった。モーグリはさまざまな動物たちと出会い、成長していく…というお話。
ジョン・ファブローがライオンキングの前に手がけたディズニーアニメの実写化である。ＣＧで本物そっくりの動物たちが生き生きと描かれているだけでなく、見事な脚色で元のアニメより面白さが増している。見せ場も多く、退屈しない。ライオンキングは元のアニメが大傑作なので、しばりがきつかったのだろうか、監督の腰が引けているように思われる。ミュージカルとしては良く出来ているが、映画としては、この作品のほうが一歩上を行っている。
