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きみはいい子の293のネタバレレビュー・内容・結末

きみはいい子(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

胸が苦しくなる場面もあって
だけど、「自分が」「自分の子どもが」と考えてしまうほど、ありえない話ではなくて、むしろずっと身近にある世界の話。

海外の映画ばかり見てると
抱きしめたりするシーンってよくある。
ハグなんてさらっとするしね。
けど、日本はそうはいかない。
日本で抱きしめることはすごく「重い」と思う。
まず嫌いな人にはできないし、好きでも嫌いでもない人にもしない。
好きな人にもなかなかしない。
だけど、私はそれでいいと思う。
「抱きしめられる人」ってきっとすごく自分にとって「大切な人」っていう目印になる。
「私はあなたのことが大好きです」って言ってるようなもの。
だから、すごく「重い」。
でも、それでいい。

「最近誰かに抱きしめられただろうか?」と考えた時、全然記憶になくて寂しいヤツだなぁ〜と笑ったけど、ところで、私は「最近誰かを抱きしめただろうか?」と特大ブーメランで返ってきた。
してほしい!大切にされたい!だけじゃダメなのか。。。そうだよなぁ。。。


「私があの子に優しくすれば、あの子も他人に優しくするの。子供可愛がれば世界が平和になるわけ。母親って凄い仕事でしょ!」
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