想像してた以上に良い作品でした。
登場人物がみんなリアルで怖いくらい。
こんなお母さんいる、こんな先生いる、こんな子どもたち、おばあちゃん、ママ友、無職の夫いるいる…って感じた。
尾野真知子さんのお芝居が凄すぎて、演技だと分かっていても見てるのがしんどかった。子役の子もまたうまいから余計に辛い。
抱きしめてもらう宿題の感想を言う子どもたちの言葉や表情が本当に自然でドキュメンタリーのよう。
優しさの連鎖と暴力の連鎖。
小さい子に優しくすれば、その子も周りに優しくする。そうすればみんなが優しくなる。当たり前のことなのに、心にずしんとくる。
最後、希望を持たせる展開の後に、不穏な現実を突きつける終わり方も良かったと思う。無事であってほしい。
