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マルティニークからの祈りのkirinのレビュー・感想・評価

マルティニークからの祈り(2014年製作の映画)
4.0
幸せに過ごしていた、3人家族。
ある日夫が妻に内緒で保証人に.....。
保証人を頼んだ本人は自殺。
幸せだった家族に突如借金まみれの生活に。
それからは悪循環、家もボロボロ、頼りの夫は逆ギレして2〜3日連絡もなしに家に帰らず。
家賃も滞納。焦った妻は麻薬の運び屋とも知らずに高額な給料に目がくらみ韓国からフランスへ麻薬を運ぼうとするが失敗に終わる。

それから異国の地フランスで言葉も分からない、自分がどういう状態に置かれているのかも分からない、下水路じゃないのかってくらい汚い刑務所に訳も分からず入れられ、そしてマルティニークの刑務所へ。

「何故、私は、マルティニーク、いる?」
「何故、私は、ここにいる?」

自分が悪い事をしてしまったのは重々承知。
ただ、金貨を運ぶと聞かされていたのが麻薬だった。欲に目がくらみ、無知な自分が情けない。
その気持ちでいっぱいで、家族の為だけに気力を保っていたのでしょう。

言葉が分からないからとフランスの弁護士や看守にイラつかれ、刑務所では黄色い女と差別され食事すら食べられない。下着すら替えがない中娘の写真だけが心の拠り所だったでしょう。


ここから私の感想ですが、とりあえずハンドタオルサイズは涙に濡れました。
いかにも幸薄そうな女性チョンドヨンさん。笑
(すいません。)
娘は顔も何もかも天使!!カンジウちゃんかな?「7番房の奇跡」の子役ちゃんにちょっと似てる感じがして余計な涙をそそります!笑

とにかく自業自得と、クズと、仕事できん奴らしか出てきません!!笑 最初。
なので終盤くらいまでずっとイライラします!!
ドヨンさんの無知っぷりとナヨナヨ感がやたらイライラする!旦那は旦那でもっとあんたちゃんとしなさいよ!娘を車に1人で置いとくな!!怒
ここまでは序の口。

韓国の大使館、検事、警察、本当にトップ3入るくらいの無能っぷりでしたねー。もう笑うしかない、怒る気力を失わせてくれるなんて早々ないですよ!!笑 旦那の保証人借金なんて、へ!でもないくらい!!笑 それだけ無能だったんでね、韓国作品なのでスッキリしない系?って、ずーーーーっと、本当にずーーーーっと心配してたんです!!これでBADENDだったら私本当にトラウマになってしまうわ!:(;゙゚'ω゚'):

さて、私がトラウマにってしまったかどうかはGYAOさんで無料配信中なので是非ご覧になって下さい!!╭( ・ㅂ・)و ̑̑

まぁそんなイライラ、ムカムカ、呆れ笑いしながら観ていたのですが全部が全部、「無能&クズ」ではないんですね。普段映画などでは、悪者扱いされやすい、「ネット民、マスコミ、ヤクザっぽい黒スーツの方々、ネカフェに入り浸っている若者達」この方々が勇者様に見えてきます!笑

いちいち娘とのやり取りのシーンに泣けてきますのでハンドタオルを準備して鑑賞する事をオススメします。あ!あとドヨンさんと、旦那さんがドン底に突き落とされて段々とお互いがお互いの為に強くなって行く様も見所でした!!

そしてこの作品実話。

韓国のダメ旦那は、嫁が穴のあいたボロボロの下着を着けていたら深く反省するという事が分かりました。
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