このレビューはネタバレを含みます
私生活で老害みたいな老人しか近くにいないから年寄りは悪いものとしか考えてなかったけど、紳士的で丁寧で経験豊富で優しくてまじめで誠実な人というのは年齢に関係なく信頼できる人だというのがよくわかった。
出だしの妻と死別してやることに張り合いのない老人感ですでに泣いたし、出来て1年半のベンチャー企業で求められてない環境の中でも頑張ろう!と古風な親切さを発揮する健気さにも涙が出たし、自由でフレッシュな働き方が当たり前だと思っていたらアメリカでもこんな女性社長への当たりの強さや老人への失望感、そしてフレンドリーさがあるのがわかった。
とにかく、この映画から老人だからうんぬんを感じるのではなく、自由で常に新しいアイディアが求められる目まぐるしい事態でも、クラシカルな生き方や接し方は必要だってことを学んだ。