バリキャリ役のアン・ハサウェイを観て元気を貰おうと思ったら、相方のロバート・デ・ニーロの役柄と演技力に打ちひしがれるという、予想外の作品でした✨
人生の挑戦を卑下せず、自分の仕事や成し遂げてきたことに誇りを持つこと、そして歳を取ることを前向きに捉え、自らの経験が誰かの何かに生きると信じて行動することというメッセージに富んだ内容で、若者が観てもベテラン世代が観ても、背中を押される温かいエネルギーに満ちています
とくに主人公ジュールズが家族の問題と会社経営を混同してしまいがちな一方で、ベンは必要以上に自分のプライベートを語らず、表情管理さえ徹底しているところに仕事への責任感やプライドを感じますし、「達観した人生の先輩」像がよく伝わる好演でした!
一方でロバート・デ・ニーロが好演だっただけに、アン・ハサウェイの上司役がハマりきってはいなかったように見えたのと、物語の結末(ジュールズの人生選択)が個人的には納得がいかなかったです。。。
とはいえ、ストーリーの各所で心に残るセリフが沢山出てくる点はとても素敵ですし、「こうやって生きてみたい」というポジティブな人生観で心が満たされます☺️
人生の奥行きと、さまざまな年齢層が交わる人間社会の温もりをあらためて感じる作品でした💐