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ダーク・プレイスのwksgknchのレビュー・感想・評価

ダーク・プレイス(2015年製作の映画)
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昨年のベストの1つ、「ゴーン・ガール」の原作者、ギリアン・フリンの「冥闇」が原作。

結論としては、まあまあ、悪くない、題材やオチは良いのだけど。

1つの事件のもつ力の大きさは当事者達にしかわからないこと、
それに死が絡むとなおさら、何故なら「死人に口無し」だから。
想像の中の死亡者が常についてまわるわけで、
心休まるときなんか無いだろう。
とにかく、加害者も被害者も関係なく、しこりのような、澱のような
ドロドロの何かを抱え続けながら生きるのです。
いや生きてないのかもしれない、生かされているのか。

リビー・デイ(シャーリーズ・セロン)のダメさは半端ない、生産な事件の生存者として
全米から支援金が億単位で届いていて、まともに仕事なんかしなかった。
そして気付くとおばさんに。。。。
ただ、それがシャーリーズ・セロンが演じていることで悲壮感はあまりない、
美しいからww

ディオンドラ(クロエ・モレッツ)も存在感あったな。

リビーが当時の自分と今置かれている状況にどう落とし前をつけるか、
そのプロセスがこの映画の主題で、その物語はなかなか良かったです。
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