風来坊

エクソダス:神と王の風来坊のレビュー・感想・評価

エクソダス:神と王(2014年製作の映画)
3.0
王家の養子として育ちながら、自らの出生の秘密が明るみになり王家から追放された男が、神の"10の奇跡"の加護を受け、ヘブライ人を導く姿を描いたクリスチャン・ベール主演のスペクタクルアドベンチャー。

神は随分と酷い事をしますねぇ…が率直な感想。
王家の一族だけピンポイントで神の力とやらで始末すればいいのにな。民は関係無いでしょw
そういう時だけ神は万能ではないとか矛盾してるんだよ。
まぁ…宗教なんて正解も不正解もない酷く曖昧なものだと思っていますが。

あの十戒のお話しというだけで取っ付きにくいと思いますが、本作はラブロマンス、アクションアドベンチャー、ファンタジーなど色々な要素が入っていて万人にもそれほど違和感無く観れるようになっているのは流石だなと思います。

映像面も流石巨匠っていう感じの大迫力で興奮します。崖のシーンはスゴかったなぁ。
合戦のシーンもスゴく、お金かけてるなぁと思いました。
ストーリーも分かりやすくしてありますが、その弊害で違和感がある部分もありますね。
ピラミッドとか王国を造ったのはヘブライ人(ユダヤ人)だったとか、私が習ったのとは違うような。

古代エジプトの話しなのに白人がドーラン塗りたくってエジプトの人々を演じるっていうのはねぇ。言葉は古代エジプト語を使うのは無理だと思うので仕方ないですが。

それほど宗教色は私は感じなかったです。単純にスペクタクルアクションとして観て面白い映画だなと思います。ユダヤ人万歳っていうのはちょっとなと思いましたが…。
しかしやっぱり長い!もうちょいコンパクトに出来なかったのでしょうかね。
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