『巧妙に仕掛けられた脚本。途中から物語の雰囲気は一変する！！あなたはこの罠に気づけるか！？』
ミステリー、記憶喪失、心理
今回の話は、襲われたショックから記憶が一日しか持たない女性の話。しかし、記憶が次第に戻ってきて、、果たして彼女を襲ったのは夫？医者？、、、はたまた別の人？という話。
とにかく、脚本のミスリードが完璧で、完全に騙されてしまった。傷はズルい。人のバイアス（偏見）を見事についている。疑惑が次から次に別の人へ移っていく。7対1でサッカーをしているかのように振り回された。まったくボール（真実）に触れられなかった本作。
もうひとつの魅力は、この話、実際にありえそうな危険性を孕んでおり怖い部分である。映画でよくある「自分の両親が、実は本当の親でなかった」というストーリーの応用版が本作で、先が読めない秀逸なストーリー。
似た部類で行くと「アイデンティティ」は救いがない話だが、本作はまだ救いがある終わり方をするので安心して見てください。個人的にはバッドもハッピーもありですが、、という事でお終い。ご愛読ありがとうございました。
