新年始まってから既に1週間以上経ってしまいましたが、これが今年最初の投稿になります。
年明けから色々ばたばたしていたので、中々時間が取れなかったです...
改めまして、明けましておめでとうございます‼︎
去年は多くのフォロワーの皆さんに、レビューを読んでいただき本当にありがとうございます。
今年も色々書いていくので、宜しくお願いします‼︎
今年初の映画を何するか結構迷いました...
そして気付いたのです。
自分の一番好きな俳優が主演で、相応の評価を受けた作品にしようと。
となると、去年のアカデミー賞で悲願のオスカーを獲得し、話題を独占したレオナルド・ディカプリオの新作という結論に達しました。
まさに自分にとって特別な作品であることは、間違いないでしょう‼︎
ただ、かなり出遅れた感がありますね...
既にこの映画のレビューは2万件近いんですから...
しかし、この映画はしっかり映画館まで見に行きましたよ〜
大画面の迫力で楽しめて本当に良かった‼︎
多少の戦闘シーンはありますが、それ以外は特に派手な演出も無いのに劇場で観る必要があるのか、と疑いたくなる方もいるでしょうが、それがあるのです‼︎
これは大自然をもろ"体"で感じる新感覚の映画、と言っても過言ではないかもしれません。
加えて、ディカプリオの顔をドアップで堪能できる2時間半になるでしょう。
さて、この映画のバックグランドを簡単に紹介します...
ディカプリオ演じるグラス達は、インディアンの土地で勝手に毛皮を集めている狩人です。
多くの映画では、インディアンは白人達を執拗に追い回す悪役的なステレオタイプが定着してしまいましたが、このイメージは根本から筋違いなのです。
白人の方が先住民の領地に侵入して土地を奪っていったため、本当の悪役は白人達なのです。
ただ中々インディアン目線の映画が存在しないので、正反対の視点が主流になってしまったのです。
とにかく常に後を追われている状態の彼らですが、その中のグラスがクマに襲われ、瀕死の状態に陥ってしまうところから話は進んでいきます。
仲間の裏切りにより息子を殺されてしまい、グラス自身も生埋めにされてしまいますが、不死鳥の如く蘇り、全身全霊で復讐を果たそうとする、といったところです。
この映画はただ只管、ディカプリオが散々に痛ぶられる映画でしょう。
彼がオスカー狙ってきたのは明らかですが、ここまで行くとヤケクソです...
クマに襲われ致命的なダメージを受けただけでなく、仲間に生埋めにされるは、激流下りするは、崖から落ちるは...
泣きっ面に蜂とは、この状態を表現するのにピッタリな諺ですよね〜
とにかく、これで遂にオスカー俳優の仲間入りを果たしたわけで、万事めでたし‼︎
ただディカプリオだけが凄いということではなく、この作品に関わっているスタッフも精鋭揃いなんです。
監督は「バードマン」に続き、2年連続でオスカーを獲得したアレハンドロ・G・イニャリトゥ。
自然光だけで撮るといった神がかった撮影を監督したのが、3年連続オスカー獲得したエマニュエル・ルベツキですよ。
天才と天才がコラボしたら、とんでもない映画が出来てしまった...
作品自体は素晴らしく見応え抜群ですが、内容がヘビー過ぎて、再度見るのを躊躇ってしまう...
もしこれが不発で終わっていたら、誰が悲しいって、それは当然ディカプ.....
彼ら一行を追う先住民、先住民から逃れながらも、トム・ハーディ演じる宿敵フィッツジェラルドを追跡するディカプリオ、その両方から逃げるトム。
それらが時に美しくも残虐である映像と、坂上龍一が手掛けた不気味な音楽によって、観客の心に突き刺さるのです。
普段と違った刺激を求めている方は、試してみる価値大アリだと思います‼︎