よしたか

木屋町DARUMAのよしたかのレビュー・感想・評価

木屋町DARUMA(2015年製作の映画)
4.4
[木屋町DARUMA]
エンケンさんが‼です。

衝撃作、問題作、ってことで、そちらに目がいきがちですが…

実際、問題作過ぎて、原作は
出版社からは、NGばかりだったらしいです。

で、本作、[木屋町DARUMA]
エンケンさん、ヤクザ役です、順当ですよね⁉笑
顔面凶器⬅誉め言葉です笑
驚異の顔芸で、震え上がらせるのは、今作でも健在なんですが、
DARUMA…ある事情で、四肢、手足を失ってしまったヤクザ、勝浦を、
文字どおり、手足に頼ることなく、
演じられていました。

そんな勝浦を、お世話する子分、坂本を、三浦誠己さんが、男前に演じられています。

で、ダルマ勝浦、借金の取り立てに、その家庭に放り込まれ、タチの悪い、悪夢のような、度を越えた嫌がらせを仕掛けます。

その借金をしちゃった残念な人、
寺島進さん笑普通、ヤクザ側…笑とその娘女子高生役、武田梨奈さんが演じられていて、お話に深く絡んできます。
壊れっぷりが振り切れていて、
新境地開拓な、武田梨奈さん…

他にも、ヤクザのシノギや、ダークな場面、痛々しい描写満載で、良い人ひとりもいない…ですが…

三浦さんも、ヤクザなんで悪い事はしますが…

エンケンさんに、感情を爆発させるシーンなんか、観ていて苦しくなるくらい、込もっていました‼

他にも、木下ほうかさん、
無表情、圧し殺して、三浦さんにアレを迫って…
こわっ…

こう書いてしまうと、全く救いがない…?
な感じですが、観終わって、暗い気持ちになるとか、全然なかったです。
ラストシーン、エンケンさんと、あのヒトと○○○○○…

やられた‼ですよ…
もういろんな意味でぐるぐるです…

エンディングもサイコーにお話とあっていて、完璧過ぎました…

興奮し過ぎて眠れる⁉
って思ったくらいです笑

[木屋町DARUMA]
上映最終日、最終上映…ひとつ前に大スクリーンで観られました♪


2015 11 豊橋EMC設計シアターにて観賞しました。