ギタリストとしてやバンドとしてよりも
ジミ・ヘンドリックスという人間にフォーカスを当てたストーリー展開は面白いとは思うけど、あまりに女性問題に偏りすぎていてちょっと退屈。
ジミの遺産管理財団から楽曲や演奏の使用許可が出なかったからオリジナル曲が一切出てこないのはわかるけど、この映画を観る人はやはり、音楽にフォーカスしたストーリーを期待しているだろうから、かなり消化不良。
しかも、どうしてストーリーはあそこで終わってしまったんだろう。きちんと「人生のラスト」まで描いてほしかった。
見所といえば、
ジミ・ヘンドリックスはもとより、ミッチ・ミッチェル、ノエル・レディング、若き日のエリック・クラプトン、キース・リチャーズなど、実在の人物がかなり似ていたことくらいかな。