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鞍馬天狗 青胴鬼
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『鞍馬天狗 青胴鬼』に投稿された感想・評価

◎薩長&鞍馬天狗vs新撰組の対決と白河卿救出劇

1952年 綜芸プロ/新東宝 モノクロ 73分
スタンダード *ホワイトノイズあり

並木鏡太郎監督によるアラカン鞍馬天狗で、こちらは本来の(?)幕末編。

『‥大江戸異変』よりは、上映時間も、俳優陣もかなり薄い感じで、出来栄えとしても凡作。

薩長連合が成立し、京都で西郷吉之助(阿部九洲男)と桂小五郎(大友柳太朗)が討幕派公家の中心たる中納言白河資成卿(高田稔)のもとで密会し、鞍馬天狗こと倉田(嵐寛寿郎)の到着を待っている。

倒幕派一掃を図る新撰組は、白河卿を拉致し江戸に送る算段を、高刀主膳(江川宇礼雄)を中心に進める。

手ごわい相手である鞍馬天狗は、近藤勇(大河内傳次郎)が俺に任せろと請け合う。

鞍馬天狗の組内は元スリの黒船の吉兵衛(渡辺篤)と杉作少年(高島稔)だが、頼りない吉兵衛より杉作の方がよほど情報収集に積極的だ。

新撰組でも、白河卿拉致を進める高刀や吉兵衛や杉作を捕縛した沖田総司(清川荘司)に対して、近藤勇は「直接関係のない者たちをいじめるんじゃない」と沖田に吉兵衛らの解放を命ずる。

どうやら近藤は、鞍馬天狗との一騎打ちにしか興味がないらしく、神護寺と思しき山寺の境内で真剣勝負(ホントにそうだったとアラカンの証言あり)に及ぶ。

そこに白河卿誘拐の知らせが杉作によってもたらされ、一騎打ちは一時お預け。

大坂から海路で江戸へと思わせて、また山道の間道を紀州に抜けて行くという。

‥‥ということで、倉田、吉兵衛、杉作三人の紀州への旅が始まる(って三人して徒歩でエッチらオッチラと呑気なもんだ)。

途中で何度か正体不明の青銅の鬼面を付けた一味に襲われる。
倉田は、彼らを迎え撃つため、吉兵衛・杉作を先に紀州に赴かせる。

高刀らは、紀州の海岸に出て洞窟のなかで迎えの船を待機。

そこに帰って来たは青銅鬼。
高刀が「鞍馬天狗は仕留めたか」と言うが早いか、高刀に襲いかかる。

「さては」
「そうだ、私が鞍馬天狗だ」
‥ってことで高刀一味をやっつけ、白河卿を救出。

倉田は再び神護寺で待つ近藤勇との一騎打ちに臨むのであった、で終。

という、新撰組の組織としての不統一はいったいどうなってるんぢゃ、
青銅鬼の正体は、結局謎のままかい、
鞍馬天狗と近藤勇との決戦の結果は?
と、謎ばかり多く残して終わる、木に竹を継いだような一編ではありました。

音楽は、『‥大江戸異変』の鈴木静一に対して西悟郎。
クラシック路線というか、往年のサイレント時代の生演奏を彷彿とさせるような活劇調の劇伴で、なかなかに懐かしい感じではありました。

《参考》
*1 鞍馬天狗 青銅鬼
1953年12月29日公開、72分、時代劇
moviewalker.jp/mv23451/

*2 チャンバラワールド アラカンの鞍馬天狗
www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/star4/arakan44.htm

《上映館公式ページ》
シネヌーヴォ日本映画大回顧展
新東宝 映画まつり
 Preseted by 新東宝キネマノスタルジア
2024.7.6〜9.6 シネ・ヌーヴォ
www.cinenouveau.com/sakuhin/shintoho2024/shintoho2024sakuhin5.html
誘拐された倒幕派の公家を救出せんとする鞍馬天狗の前に、不気味な仮面の青銅鬼軍団が立ちふさがる。名作『鞍馬天狗 大江戸異変』(別題:角兵衛少年と天狗騒動)のような意欲的内容ではないものの、端正で美しい演出、アラカンの鬼神のごときアクションに全編目を奪われる。空間を活かした洞穴での乱闘、近藤勇=大河内傳次郎との息詰まる決斗。本作も大変優れた一級の娯楽時代劇だ。ソリッド、クラシカル。並木監督は生前最後の『花嫁吸血魔』がトンデモ映画として変に人気があるせいで、演出家本来の実力が顧みられないのが何とも歯がゆい。アラカンが何故大衆に愛されたのか、この映画を見ればよく分かる